~自衛官からの転職~元陸自生徒のセカンドライフ

元陸上自衛隊生徒(#52)だった私が自衛隊を退官。転職しセカンドライフを奮闘中

自衛官を目指す方へ

私が自衛隊入隊に向けて努力したこと

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私が自衛隊入隊に向けて努力したこと

私は中学校卒業と同時に自衛隊に入隊する「陸上自衛隊生徒(現、陸上自衛隊高等工科学校生徒)」として自衛隊に入隊したわけですが、自衛隊の試験を受けると決めてから入隊に至るまでに努力したことについてご紹介したいと思います。一般入隊と生徒では多少異なるところもありますが、これから自衛官を目指す方にとって少しでも参考になれば幸いです。

入隊に向けてやっておくべき4つのこと

これから自衛官を目指す方が、自衛隊に入隊するためにやっておいた方がいいと思うことを4つご紹介します。自衛官になるための入口は多岐にわたり、それぞれによって多少の違いはあるものの、共通して言えることについてここではご紹介します。

何と言っても学力はあった方が良い!

一昔前の自衛隊であれば、「自分の名前が書ければ入隊できる」と言われている時代もあったそうですが、「東日本大震災」や「九州豪雨災害」などの災害派遣やPKO活動などでの自衛隊の活躍により、世界中から注目されている近年では自衛隊を志願する人も増え、競争倍率も高くなってきています。

また、これからの装備品等はシステム化が進み、ますます進化していくことが予想されます。そのような時代の変化に合わせ、求められる人材も変化していくことでしょう。

一般的な入隊枠である自衛官候補生(任期制自衛官)でも3~4倍の倍率といわれ、生徒課程や防衛大学校、幹部候補生などでは20~40倍の倍率といわれるので、基礎学力はそれなりに必要です。

参考までにそれぞれに必要な偏差値をご紹介します。

入隊方法 陸自 海自 空自
自衛官候補生 36 36 36
一般曹候補生 68 67 66
自衛隊幹部候補生(一般) 75
自衛隊幹部候補生(歯科・薬剤科) 75
技術海上(航空)幹部 75 75
海上自衛隊技術海曹 75
自衛隊航空学生 68 68
高等工科学校生徒 57
防衛大学校学生 74
防衛医科大学校医学科学生 75

※上記はあくまでも目安としてお考えください。

自衛官は体が資本!体力づくりもしておきましょう

よほどのことがない限りこれが原因で落とされるということはありませんが、自衛官は体力勝負です。運動経験が少ない方や体力に自信がない方は入隊前から体力づくりを始めることをおすすめします。

とはいえ、自衛隊に入隊すればイヤでも体力練成や訓練などで鍛えられるので、まったく心配することはありませんが、入隊後の訓練などでバテテしまわないためにも、それなりの体力は付けておいた方が良いでしょう。

私の同期で入隊時に腕立て伏せが1回もできない人がいましたが、数か月程度でゴリゴリのマッチョマンにまで成長していたので、体力に自信がなくてもまったく心配することはありません。

自衛隊の試験に面接はつきもの!

入隊試験に限らず、自衛隊の試験に面接(口述試験)はつきものです。

就職活動中の学生でもなければ、日頃から面接の練習をしているという方は少ないと思いますので、自衛官を目指すのであれば、就活のときを思い出しながら面接の練習をしておくことをおすすめします。

とはいえ、面接でどんなことを聞かれるのかが分からないことにはどう練習すればよいのかというのも悩むと思いますので、よく質問される事をまとめてみました。

  • 自衛官の志望の動機、理由(陸・海・空)
  • 自衛官の仕事で魅力を感じること
  • 自衛官に入隊したら何をしたいか
  • これまでの人生で培った経験や特技で自衛官に活かせるものはあるか
  • どのような将来設計をしているか
  • 家族の反応(賛成か反対か)←反対の場合はどうして?
  • 何年ぐらいまで勤務するか
  • 自衛官は転勤が多いから転勤についてどう思っているか
  • 自衛隊以外の進路について(併願の場合は優先順位をきかれる)←その理由
  • 学校生活で学んだこと
  • 好きな科目、専攻学科
  • 趣味はなにか
  • ボランティア活動をしたことがあるか
  • 部活動はやっていたか
  • 長所と短所
  • 集団生活になるがそれに適応できる自信はあるか
  • 1分間程度で自己PR
  • 最近気になるニュース←その理由
  • 海外派遣、装備品についてどう思う
  • 国際平和協力活動について思っていることはあるか

面接でよくある質問内容はこんな感じです。

上記以外にも質問されることはあるので、準備していない質問でもしっかりと対応できるように対策をしておきましょう。

意外と落とし穴!健康管理は大切です

学力や面接の練習などは抜け目なくやる方が多いのですが、意外と見落としがちなのが健康管理です。何度も言いますが、自衛官は体が資本です。当然、健康でなければいけません。学力・面接はまったく問題なかったのに最終選考で健康診断に異常がみられ不合格になったという話はわりとよくあるのです。

私の同期にも最終試験まで合格していたのに、着隊後の健康診断に引っかかってしまいそのまま不合格扱いになってしまったものがいます。くれぐれむも、入隊が決まるまでは健康管理に気をつけましょう。

私が自衛隊入隊に向けて努力したこと まとめ

以上が私が自衛隊入隊に向けて努力したことです。

これから自衛官を目指している方にとって少しでも参考になれば幸いです。

以上、私が自衛隊入隊に向けて努力したこと 終わり

-自衛官を目指す方へ

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中学を卒業後、陸上自衛隊少年工科学校に自衛隊生徒として入隊。6年間の自衛隊生活を経て退職し、民間企業へと転職。バーテンダーとして3年間勤務。 その後、地元福岡に帰省し、とある企業でWEB担当としてWEBの世界に足を踏み入れる。これまでに学んだことを活かし、現在、フリーランスのWEB屋として福岡を拠点に活動中。